湿気の多い季節は、理想の美髪をキープするのが難しい。広がったり、ベタついたり、臭ったり……。お悩みを抱えている人も多いのでは!? そこで今週のenvy(エンビー)は、夏に陥りがちな髪の悩みを簡単に解消するヘアケアマニュアルをご紹介。
頭皮はしっかり
毛先は泡で洗う
頭皮の毛穴に詰まった汚れを取るため、指の腹で頭皮を優しくマッサージしながらしっかり洗う。その際に出た泡を毛先に向かって手ぐしするように流すのを繰り返し、しっかり洗い流す。摩擦は傷みの原因になるのでゴシゴシ洗うのはNG。
頭皮を避け
毛先を重点的に
リンスやトリートメントは油分を含んでいるため、脂が分泌されて溜まりやすい頭皮を避けて髪全体に手ぐしするように馴染ませる。キューティクルがはがれやすい毛先は重点的に。3分ほど置き、手ぐしを通しながら優しく洗い流す。
摩擦せず熱から守る
タオルドライは摩擦に注意。ゆっくり押さえて離す、を繰り返して水分を取り除く。濡れたままの髪は傷みやすいので、タオルドライの後、なるべく早く市販の熱から守るエッセンスなどを頭皮意外の髪に馴染ませ、ドライヤーで乾かす。
乾燥や紫外線から髪を守る
乾燥や紫外線は美髪の大敵。ドライヤー後の乾いた髪には、潤い効果のある洗い流さないトリートメントなどで、外出時には紫外線をカットする効果のあるヘアスプレーやクリームといったアイテムで、髪を守ることを意識して。
湿気が多い夏は美髪をゆるがす危険な季節。そこで、あなたの髪に迫っている3大危機を簡単に救うヒントを大公開☆ すでに悩んでいる、という人は今すぐトライ。
汗や湿気が傷んだ髪に入り込み“うねり”が…
セットしようとしても髪が広がりまとまらなかったり、外出したとたんにうねる……。この原因は傷んで乾燥している部分に汗や湿気の水分が入り込んでしまうから。クセ毛でなくても、髪が傷んでキューティクルがはがれていると、水分が吸収され髪の1本1本にうねりが生じ、広がってしまう。
潤いと栄養が詰まった髪へ
ホームケアですぐに栄養成分が詰まった髪にするのは至難の業。まずは、汗や湿気が入り込まないよう、髪が必要としている潤いを与えることが先決。スクワランなどの成分が入ったアウトバス用ヘアケアアイテムで栄養を蓄えられる健康な髪へ。潤う髪に仕上げるコツは、洗髪後、外側から押さえるイメージでドライヤーを。毛先は余熱で乾くので頭皮から順に。最後に冷風を当てクールダウンすると、艶とスタイルの持ちがよくなる。
傷んでハリ・コシがなくキープ力が低下
ふんわり感を出そうとしても、ベタつき、ぺったんこになってしまうのは、傷んでハリ・コシがなく、髪の奥まで汗や湿気の水分が入ることが原因。余分な水分による重みに髪が耐えられなくなり、キープ力が低下する。油分をたっぷり含んだスタイリング剤を多く使用する人も陥りがち。
毎日のケア法が決め手
リンスやトリートメントなどは中間から毛先までに。洗髪後、ケラチンなどハリ・コシのある髪へ導く成分が入ったドライ前専用のヘアケアアイテムを、頭皮以外の髪全体に手ぐしで軽くもむように馴染ませる。毛束を指先で持ち上げ、内側から髪の根元に重点的にドライヤーを当てる。毛先は余熱で乾かすイメージで。スタイリング剤も中間から毛先まで。よりハリ・コシのある髪へ導くためには、「ハリ・コシ専用」をテーマにヘアケアアイテムをチェンジ。
頭皮から分泌された脂や吹き出る汗
キレイにしているつもりでも、かゆみや臭いが気になるのは、頭皮から分泌された脂や吹き出る汗、さらに古い角質が毛穴に溜まっている可能性が高い。頭皮の汚れは健康な髪の成長まで妨げてしまう上、夏の強い紫外線の影響で頭皮の代謝が低下し、抜け毛の心配も。
意識して頭皮の毛穴ケア
緊急の場合はまず頭皮専用のスクラブを購入。指の腹を使い、頭皮の毛穴1つひとつから汚れを絞り出すイメージでゆっくりスクラブマッサージ。次にシャンプーで、分け目と生え際を中心に、指の腹で念入りに頭皮を揉みほぐし、しっかり流す。リンス、コンディショナーやアウトバス用のヘアケアアイテムは、頭皮を避けて使用する。これを毎日行う「ヘアケアの基本」に取り入れるだけで、かゆみや臭いは大幅に改善されるはず。
お悩み専用のヘアケアアイテムへ移行
長い間愛用しているヘアケアアイテムをお悩み専用のものに移行すると劇的に美髪に変身できる可能性大! 最近は「●●専用」と明記されている市販のヘアケアアイテムが多く選びやすい。また、マイナスイオンブラシは髪の表面をコートし保水力をアップさせたり、パサつきを抑えるのに効果的な優れもの。ブラッシングはドライ後に。
猛烈にお悩みの場合はヘッドスパへ
女性の髪のお悩みはストレスの原因にないがち。余りにも気になるならヘッドスパがお勧め。頭皮の毛穴をしっかり洗浄し、健康的で美しい髪へ導いてくれる。また、悩みを相談できるのもスパの良さ。最近では、美髪はもちろん、頭皮の毛穴をキレイにする、といった特定の悩みに対応したスパや、駅構内で店舗を構えるなど気軽に豊富なメニューを体験できるスパも多い。