![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() 「プライド」は、生まれも育ちも全く異なるが、同じ夢に向かって突き進む2人のヒロインが、壮絶な女のバトルを繰り広げる物語。ステファニー演じる史緒は、天性の才能に恵まれた世間知らずのお嬢様。一方の満島ひかりは、アルコール依存症の母の振る舞いに苦労が絶えない貧乏学生、萌という役どころだ。そんな2人がお互いを傷つけ合いながらも自分自身の「プライド」を確立しつつ成長していく。その「プライド」の映画版でヒロインを演じたステファニー&満島ひかりをエンビー(envy)が直撃! あなたはどっち派? |
![]() |
||||||
――映画「プライド」への出演を聞いた時は?
満島ひかり:子供の頃から一条ゆかり先生のコミックは大好きで、今回演じた萌は自分に重なる点が多いと感じていました。でも、チャンスを待つのではなく、自分で掴み取ろうとする行動力と意志の強さを持つ萌を自分が表現できるのか、とても心配でした。一条ゆかりファンも、この映画で一番期待しているところだと思ったし。この役を演じる前は物凄いプレッシャーがありました。
――映画「プライド」では女の闘争心剥き出しのドロドロした世界が描かれています。 満島ひかり:この映画を観た男性から「嫌な女を演じたね」と言われます。でも、実際に演じてみて、萌を嫌な女の子だと感じたことは一度もありません。女性なら、誰もが嫉妬したり、知らず知らずのうちにライバルの足を引っ張ったりしていると思う。アイドル時代はそんな争いは普通だったし(笑)。 人よりも前に出たいと思っている人は、少しのチャンスでもモノにしたいと考えるもの。萌はちょっと陰湿なところもあるけれど、実行に移してしまう心情は理解できるし、萌に共感する女性も多いと思います。 ステファニー:私の演じた史緒は最初、そんな萌の言動に不快感を抱きます。私自身も、「そこまでしなくても」「ガツガツしていてカッコ悪いな」と思ったりした。でも、萌は着実に成功へのチャンスを掴んでいくし、そのための努力をしている。史緒は萌にチャンスをことごとく奪われていくわけです。ようやく気づいた史緒も、最後にはその駆け引きに参戦する。実際に萌みたいなライバルがいると自分も成長できそうですね。 ――映画「プライド」では、コマ割りなど驚くほどコミックがリアルに表現されているのに驚きました。 満島ひかり:そう言って貰えると嬉しいですね。例えば、萌と史緒が一緒に歌う感動的なシーンは、まるで漫画と同じで、改めて映画を観た時、感激しました。でも、一条ゆかり先生は及川光博さんに感動していました。実は、及川光博さん演じる「神野」役のモデルが及川さんだったみたい(笑)。 ステファニー:2人で歌った曲は、映画「プライド」の主題歌にもなっています。お互い歌をずっとやっていたし、いがみ合っている2人が一緒に歌うシーンでは物凄いパワーを発揮できたと思う。この映画の最大の見所の1つでもありますね。
|
![]() |
|
![]() |
原作者の一条ゆかり本人が絶賛するほどコミックに一致するキャスティング、コマ割りで制作されたという映画「プライド」。一条ゆかりファンを唸らせる作品に仕上がった。
ストーリー:裕福な家庭に育ち、美貌と才能に恵まれている史緒。かたや萌は酒浸りの母との貧乏生活――。全く異なる境遇に育ちながら、同じオペラ歌手という道を目指していた2人が、ある1枚のチケットをきっかけに知り合うことに。やがて、史緒の運命は父の倒産により狂い始める……。境遇も性格も正反対の2人が、プライドを賭けて歌に恋に熾烈なバトルを繰り広げる。プリマドンナは、どちらの手に? 2009年1月17日より丸の内TOEIほかにて全国ロードショー 監督:金子修介 原作:一条ゆかり 出演:ステファニー、満島ひかり、渡辺大、高島礼子、及川光博 (C)プライド製作委員会 |