エンビー(envy)HOME > エンターテインメント > 歌と恋に生きた偉大なオペラ歌手マリア・カラスの真実に迫る!
ENTERTAIMENT(エンターテインメント)
歌うことを愛し、思うがままに恋する・・・栄光と挫折の狭間を生きた永遠の歌姫 CALLAS ASSOLUTA マリア・カラスの真実 3月28日(土) 渋谷・ユーロスペース他 全国順次公開/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)歌手として、女として――常に「完璧」を望んだ生涯/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン) 歌うことを愛し、思うがままに恋する・・・栄光と挫折の狭間を生きた永遠の歌姫 CALLAS ASSOLUTA マリア・カラスの真実 3月28日(土) 渋谷・ユーロスペース他 全国順次公開/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

世界的なオペラ歌手として人々を魅了した「マリア・カラス」。彼女の公演は王族や大統領、ブリジッド・バルドー、カトリーヌ・ドヌーブといった名だたる女優まで集う、セレブたちの社交場でさえあった。3月28日に公開される映画「マリア・カラスの真実」は、そんな偉大なるオペラ歌手マリア・カラスの“伝説”とともに語られてきたスキャンダラスな一面を、女としての孤独や繊細さ、ひとであれば誰もが感じる苦悩やプレッシャーといった観点から描いたドキュメンタリーだ。マリア・カラスが望んだ完璧な歌とは、そして愛とは――。

マリア・カラスを襲ったスキャンダル CALLAS SCANDAL/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

世界の歌姫(ディーバ)と賞賛された一方で、「わがまま」「気分屋」といったレッテルを貼られることが少なくなかったマリア・カラス。「完璧な歌を披露したい」「ひとりの男性を一生懸命愛したい」――そんな純粋な思いだけでふるまう彼女だが、第三者の目を通じて意図せぬスキャンダルの渦中に巻き込まれていった。

SCANDAL.1 26歳 略奪愛による結婚/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
不倫関係にあった28歳年上のマネージャー、ジョヴァンニ・バッティスタ・メネギーニと念願かなって結婚。しかし、世間には結婚を強く望んでいたマリア・カラスによる“略奪愛”という冷やかな見方も根強かった。
SCANDAL.2 30歳 実母による暴露/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
才能を見出され、オペラ界のスターへの階段を着実に昇り始めたマリア・カラスだが、母国ギリシャでの公演に母親を招待したところ、金をせびられ絶縁。怒った母親はマリアの醜聞を世間に広め、マスコミから親の面倒をみない恩知らずの娘としてバッシングを受ける。
映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
SCANDAL.3 35歳 相次ぐ公演休止/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
体調不良のためアテネの公演をキャンセルしたマリア・カラス。さらにエジンバラ音楽祭では4回の公演が5回に変更となったことに不満を爆発させ、5回目の公演中、ステージを降りてしまう。また、大統領や著名人たちが見守るローマ歌劇場の大舞台では不調を訴え第二幕以降を中止。「ファンへの裏切り」と非難を浴び降板を余儀なくされる。
SCANDAL.4 37歳 浮気女のレッテル/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
マリア・カラスに惹かれる大富豪アリストテレス・オナシスは、自身が所有する豪華客船の旅に彼女を招待。体調不良やスキャンダルで疲労困ぱいしていたマリアはこれに応じる。長い船旅はふたりの関係を親密なものにするが、やがてマスコミの知るところとなり、マリアは夫を省みない不埒な女として非難を受けることに。オナシスを心の底から愛したマリアは夫との離別を宣言。
SCANDAL.5 自殺未遂/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
アメリカでオナシスが新しい恋人とデートという報道……お相手は暗殺されたアメリカ大統領ジョン・F・ケネディの元妻ジャックリーヌ・ケネディという。オナシスを信じ報道を否定するマリア・カラスの願いもむなしく、68年にオナシスとジャックリーヌが結婚。マリアはショックのあまり睡眠薬で自殺を図る。未遂に終わったものの彼女の心に大きな傷を残すことに。
映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
TOPIC2.マリア・カラスという「女」の真実 CALLAS ASSOLUTA/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

数々のスキャンダルで「マリア・カラス」の名声は揺らぎ始めていた。しかし、たとえスキャンダルと言われても、自身の行動に対する彼女の信念が曇ることはなかったはずだ。そこには、完璧を望みすぎるがゆえの打算や計算ではない本当の真実があったから。

過食症/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン) オペラ/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン) 恋愛/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

後のベストドレッサーも
かつてはストレスによる過食症で肥満

ギリシャからニューヨークへ移住した両親の次女として生まれたマリア。男の子の誕生を望んでいた母エヴァンゲリアの愛情は希薄だったが、マリアに歌の才能を見出してからは音楽の英才教育に没頭する。マリアを歌手にしてひと儲けする皮算用だったのだ。しかし、内気な少女マリアは母の英才教育によるストレスのため過食症となり激太り。自信を失いさらに暗く内向的な性格となっていく。やがて、父が事業に失敗すると母は迷わず離婚して、2人の子供を連れて故郷であるギリシャへ帰国する。そこにはマリアをいっそう孤独にする“特訓”が待ち受けていた……。

妥協を許さない完璧主義
納得いくまで繰り返されたリハーサル

マリア・カラスの溢れる才能を支えたのは、常人には到底及ばない情熱とたゆまぬ努力の賜物だった。公演前に納得するまで何度もリハーサルを繰り返す。だからこそ、彼女の舞台は究極の芸術性を表現でき、観衆と一体となった熱気を生んできた。しかし、テレビの普及によって人々の足は次第に劇場から遠のき始める。急速に進む“インスタント時代”……マリアの舞台も例外ではなかった。前日に1回きりのリハーサルでいきなり本番ということが珍しくなく、リハーサルなしの出演依頼さえあった。「私の芸術はぶっつけ本番では生まれない」――。当時マリア・カラスはこんな言葉を残している。

女盛りと初老の夫……
初めての愛欲に溺れる

20代前半まで、ひたすら音楽の道に励んできたマリア・カラス。結婚を迫られても、過食症により太った自分を卑屈にとらえ、「私自身ではなく、私の才能を愛しているんでしょ」。そんなマリアの心を射止めたのは、ジョヴァンニ・バッティスタ・メネギーニだった。彼は彼女に一目惚れしアタックを繰り返し、彼女の愛人兼マネージャーとなったのだ。しかし、年の差はなんと28歳。その後結婚するも 30代の女盛りだった美しいマリアにとって、60歳の夫は物足りなかった。火遊びのつもりでプレイボーイの大富豪オナシスと不倫の関係を持ったが、そもそも純粋無垢な彼女がオナシスに夢中になるまで時間はかからなかった。しかし、オナシスはマリアを裏切り、別の女性と結婚。途方にくれたマリアは遂に自殺未遂を犯す。

映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラスとジョヴァンニ・バッティスタ・メネギーニ/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラスとアリストテレス・オナシス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン) 映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
マリア・カラスの真実/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

歌姫マリア・カラスという女の生涯とは――

世界的なオペラ歌手「マリア・カラス」。有名人や著名人までが彼女の舞台にため息し、歌姫(ディーヴァ)として賛美した。しかし、そんな華やかな名声の裏側には、純粋無垢な「女」としてのマリア・カラスが存在する。幼少時代に母から受けた英才教育、過食症による激太り、声の不調による挫折、恋愛スキャンダル、最愛の男性から受けた裏切りなど、マリア・カラスの人生は波乱に満ちている。そして晩年、彼女は浴室でひとり人生の幕を閉じた……。

「完璧」を追い続けた誇り高き歌姫「マリア・カラス」の生涯は、これからの私たちの人生に何らかのヒントを与えてくれるはず。

3月28日(土)より渋谷・ユーロスペース
4月4日(土)より大阪・テアトル梅田 他全国順次公開
ヴェネツィア映画祭 オリゾンティ部門出品
トロント映画祭 Real to Reel 部門出品
2007年/フランス/98分/デジタル/ビスタ/日本語字幕:古田由紀子/配給:マクザム/セテラ
http://www.cetera.co.jp/callas/
(c)SWAN Productions-ARTE France-ERT-NSNM/2007

映画「マリア・カラスの真実」より、マリア・カラス/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
BOOK

マリア・カラス
あまりに誇り高く、あまりに傷つきやすく

書籍「マリア・カラス」、著:アルフォンソ・シニョリーニ/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)

マリア・カラスの書簡を通して、彼女の内面を見事に描き出した真実のストーリー。「伝説の歌姫マリア・カラス」の新たな一面の発見できると共に、深い共感と感動を与えてくれるイタリア発のベストセラー作品だ。

発売中
著:アルフォンソ・シニョリーニ 翻訳:伊藤律子 発行・発売:株式会社インプレザリオ 定価:3,500 円(税込)

  • BACK NUMBER/envy [エンビー:女性の為のオンラインファッションマガジン&カタログ]
  • INTERVIEW vol.27 加瀬亮/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)インタビュー
  • INTERVIEW vol.26 Zhang Ziyi チャン・ツィイー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)インタビュー
  • 映画「理想の彼氏」主演のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 小雪が語る主人公 麻耶が“明日の幸せ”をつかむまで/エンビー(envy)
  • 俳優 小出恵介/エンビー(envy)
  • “仕事に懸ける”それが幸せ/エンビー(envy)
  • 倉木麻衣 ALL MY BEST/エンビー(envy)
  • モデル えれな インタビュー/エンビー(envy)
  • 映画「南極料理人」(沖田修一監督)主演・堺雅人インタビュー|エンビー(envy)
  • 川村ゆきえインタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 山田孝之インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 気鋭の役者 水橋研二/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 生方ななえインタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 本当の高岡早紀/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • CIARA(シアラ)インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 年齢を重ねるたび美しくなる 杉本彩 WORLD/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • いま世界が注目するポップアーティスト KellyClarkson/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • いとしい人の魅力に迫る/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 歌うことを愛し、思うがままに恋する・・・栄光と挫折の狭間を生きた永遠の歌姫/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • ポップス会の女王が魅せた新たな才能/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • アン・ハサウェイインタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 及川光博インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 桜井裕美インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • 映画「魔法遣いに大切なこと」出演の田中哲司インタビュー/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • envy Interview Vol.3 夢とプライドをかけて壮絶な女のバトルがいま幕を開ける!
/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • envy Interview Vol.2 ビヨンセが表現する 女の二面性/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
  • envy Interview Vol.1 綺麗の秘密 FASHION MODEL Kelly/エンビー(envy:女性の魅力を創造するインターネット情報マガジン)
PAGE TOP