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チャン・ツィイーの最新作「ソフィーの復讐」が2010年1月9日に公開される。本国中国では初登場で1位、週末の興行収入が380万ドルを記録する大ヒットとなった作品だ。この映画の脚本を読んだチャン・ツィイーは、ちょっぴりドジで愛らしい主人公に惚れ込み、初めてのコメディ主演にもかかわらず、プロデューサーとして作品に関わったという。今週のenvy(エンビー)は、世界で活躍する女優チャン・ツィイーにインタビュー! |
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――今回の作品では、初めてコメディに挑戦し、プロデューサー業にも進出。新たな才能を開花させましたね。 チャン・ツィイー:私がこのシナリオと出会ったタイミングは絶妙でした。とにかくソフィーの心理を完璧に把握できたんです。以前からコメディに挑戦してみたかったので、迷うことなくソフィーというキャラクターを受け入れ、演じることが出来ました。 ――ソフィーはどんな女性ですか? チャン・ツィイー:現代的で、すぐに妄想の世界に陥るけど、ユーモアあふれる女性です。その一方で、元カレを取り戻すことだけをひたすら考え続けるほど執着心が強い女性でもあります。でも、その考える過程で自分が本当に求めているものが見えてきて、真実の愛を手に入れる。キュートで明るくて、間の抜けた部分もある愛されるキャラクターだと思います。 ――笑える場面が多かったのですが、どれもハードなシーンばかり。1番苦労したのは? チャン・ツィイー:ジェフの家で隠れていたシーン。撮影では、歩くというよりもほとんど床を這っていました。たくさんアザができたり、手の皮がむけたことも。大変でしたが、そのシーンは面白く仕上がっていたので苦労した甲斐があったと思います。 |
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――ソフィーの恋愛観、特に“復讐”について、どう思いますか? チャン・ツィイー:私は復讐なんてできませんね。憎悪という感情をむき出しにはしません。この世には、美しい物事がたくさんあり、善良な人たちが大勢います。この作品に出てくる“復讐”は、1つの過程にすぎない。ソフィーの復讐は、ジェフを完全に追い込んだり、憎悪する復讐劇ではありません。ソフィーはとても善良な市民だと思いますよ。 ――恋に苦しむ世界中のソフィーたちにひと言。 チャン・ツィイー:この世界にソフィーのような女性が大勢いないことを願っています。失恋は辛く悲しいことで、人を落ち込ませますが、ソフィーのような経験をした女性にとって、失恋より怖いことは自分自身を見失うことだと思います。 ――自分自身を見失わないために必要なことは? チャン・ツィイー:失恋は新しい恋へのスタート。恋に破れることで多くを感じ、学べたのだと建設的に考えるべきですよね。皆さんにアドバイスするとしたら、愛は大切なことだけれど、全てではないということ。自分を知り、自分を守る、その上で愛を大切にしてほしいと思いますね。 ――ありがとうございました。 |
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キュートで奔放で想像力豊かな女流漫画家ソフィー(チャン・ツィイー)は、2年間交際していたイケメン外科医の恋人、ジェフ(ソ・ジソブ)にプロポーズされ幸せの絶頂だった。ところがジェフが、手術を担当した女優のジョアンナ(ファン・ビンビン)と恋に落ちてしまう。ソフィーとの結婚式までわずか2ヶ月前という時期に……。不幸のドン底につき落とされたソフィーは、「ジェフを取り戻して逆に自分がふってやる!」と決意。思いついた作戦を新作漫画で描く。しかし、現実は甘くなかった。作戦を実行するたび、とんでもない大失敗を重ねてしまうのだった。それでも諦めないソフィー。果たして彼女はジェフを取り戻せるのか。 |
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![]() 1996年にテレビドラマ「蛍火」で女優デビュー。2000年に「初恋のきた道」で映画初出演を果たし、同年に出演した「グリーン・デスティニー」では、世界で14の賞にノミネートされ、インディペンデント・スピリッツ賞最優秀助演女優賞など多くの賞を獲得。世界から注目される女優へ。その後も数々の大ヒット作に出演し、国際的にスポットを浴び続け、2005年の「SAYURI」では、ゴールデングローブ、映画俳優協会、英アカデミー賞にノミネートされた。09年、フォーブス誌は、チャン・ツィイーを「中国で最も影響力のある女性」に認定した。 |
ソフィーの復讐 |
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